2017年はスマホで360度ライブ配信してVRで見るのが本格化するのかも
VRって、3Dのときみたいにコケるんじゃないかと思っていたんですが、最近急に「VRが本当に普及するんじゃないか」という気がしてきました。
VRが普及しないと思っていたのは、ビューアが高い、制作環境が高いし面倒だしで、ハードルが高すぎると思っていたからです。実際、VRの本命のひとつとされていたPSVR(Playstation VR)の国内の初期出荷は5万台前後と伝えられ、予想通りのスロースタートでした。
VR関係のメディアは、年内にVSVRが全世界で140万台売り上げるという予測もしていますが、それもちょっと眉唾ではないかと思っています。なにより対応タイトル数が少ないしまだキラーコンテンツもない。こういった専用VR機器はまだまだ普及に時間がかかりそうです。
いっぽうで、Googleのダンボール製VRゴーグル「Cardborad」など、スマホを使ったお手軽VRゴーグルがいつの間にか花盛りになっています。
YouTube、facebook、Twitterなどのプラットフォームが続々と360度動画に対応しており、さらに最近はライブ配信もできるようになりました。
問題は、配信する機器の問題ですが、iPhoneに装着して360度ライブ配信ができる「Giroptic IO」という商品がまもなく発売されるようです。
価格は249ユーロ。出荷は1月17日から。
前後に2つの魚眼レンズ(F1.8)がついていて、これをリアルタイムで貼り合わせて360度映像を作成するようです。
スポーツやコンサートやお祭りなどの様子をこれでライブ配信したら、楽しそうですね。
モノではなくコト(体験)を買う時代だとよく言われますが、ライブ配信のよる集客にも、記録画像をコンテンツにして販売するにも、カメラ、配信プラットフォーム、ビューワの3者が安価に揃えられる状況は好ましいものです。
あとは、キラーコンテンツの登場か…。