To be or not to be

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『Fate/Zero』と、すべてを説明しないと気が済まない症候群

Amazon Prime でアニメ『Fate/Zero』 のシーズン2が無料だったので、ついつい全話観てしまいました。

アーサー王ギルガメッシュなど古今東西の神話伝承や歴史上の英雄を呼び出して戦わせ、7人の魔術師たちが聖杯を奪い合うというファンタジー作品。主人公は三流の魔術師だけど一流の殺し屋で、実弾と知略で、英雄や一流の魔術師に勝っていく。戦いにおいては非情極まりない主人公だけど、その目的は…というお話。

以前もTVで観たのだけど、やっぱよくできているし、面白い。

ちなみに、Fate関連は、僕はこの作品しか知らないのだけど、Amazonのレビューを読むと、「本編のFate /Stay nightや他のType Moon作品を知らないと意味不明のところがある」というお節介な解説が多数。しかし、そんなことは全然無くて、100%楽しめます。

スターウォーズとかもそうだけど、「前後を知らないと理解できない」というのは、既に知っている人にありがちな誤解なんですよね。

大人向けの物語なら、バックグラウンドの設定すべてを作品内で説明しきることはまずないし、商業作品で、観る人に「事前に周辺作品を観ておけ」と多大なコストを要求する作品を作るはずもない。

物語の中ですべてが説明されていないといけないという強迫観念は、どこから生まれてくるのですかね?

 

 

Fate/Zero

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