14歳女子の本気に大人がタジタジ『さくら学院 2019年度 ~転入式~』
まさか『さくら学院』がネットのゴシップニュースの上位にランキングされる日がこようとは(笑)
現場にいたのですが、14歳女子の真剣の前に、業界の重鎮がタジタジとなる、という非常に面白いドキュメンタリーが見られました。
連休最終日に『さくら学院2019年度転入式』に行ってきました。昨年度は自他共に認めるエースが生徒会長に任命されず壇上で落涙するという「事件」があったのですが、今年度は、自他共に認める“裏番”が、(MCを仕切る)トーク委員長の任命に対して「プロデュース委員長がやりたい」とベテラン放送作家の倉本校長に長々と抗議するという、前代未聞の騒ぎになってしまいました。
森萌々穂(もり・ももえ)ちゃんは、パナソニック「ふだんプレミアム」CMシリーズで西島秀俊の娘役をやったり、リカちゃんのCMに出たり、映画で女優もやるなど、アミューズでも結構な売れっ子です。さくら学院では、普段はぶりっ子を演じる腹黒いクールキャラというポジションなのですが、実は熱いハートの持ち主であることが最近わかってきていました。
トーク委員長への任命は、昨年の転入式で中2にしてMCの構成を作ったなどの実績から当然なのですが、「萌々穂はトークだけじゃない。昨年は(サブユニットの)“美術部”をプレゼンで提案してプロデュースした」と実績と熱意を語りました。
彼女としては、最高学年となった今年度は、さくら学院のライブ公演全体のプロデュースを行うプロデュース委員長をどうしても、やりたかったようです。
結局、倉本校長から「だったら、プロデュース委員長になったつもりで行動すればいい。もしかしたら、秋にプロデュース委員長の任命式をやるかもしれない」という苦し紛れの説得を受け入れて、なんとか刀を納めました。
1800人の観客を前にして、ショーであることも、過去の伝統も全部ぶっ飛ばして、さくら学院にかける熱い思いをほとばせらせた萌々穂ちゃんは、最高でした(プロとしては、ずっとお客さんにお尻を向けていたのはまずいと、あとで反省していましたが)。
こういう、作り物でないドキュメンタリーこそ、さくら学院の真骨頂であり、魅力だなあと父兄(ファン)としては、大満足の公演となりました。
(過去には、トーク委員長でありながら、公演プロデュースなどプロデュース委員長的実績を残した先輩もいるので、萌々穂ちゃんも最終的には、納得したようです)
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